大きな地震が発生するとライフライン、電気、ガス、水道、下水道が使えなくなります。
そして水洗トイレは、電気、水道、下水道の一つでもダメになれば使えなくなります。
水道が止まって流す水がない、下水の配管が壊れた、停電で処理場が稼働できなくなると言う事態に加え、交通網が寸断すれば避難所に仮設トイレも設置できなくなります。
家庭の防災用品として、非常用トイレが便利です。避難所で暮らすことになれば、仮設トイレを使うことになります。
非常用トイレは、1回1回、凝固剤が入った袋にゴミのように入れて処理するトイレです。
回収してもらえない場合、自分で処理する必要があります。数量の確保も問題ですが、使用済みが多くなれば処理の問題が起こります。
1、ポンプ式簡易水洗トイレとは
仮設で定番なトイレで、内蔵タンクの水を足踏みポンプで流し、小便、大便を洗浄する仕組みです。
洗浄水で流れた汚水は、本体下部のタンクに貯められ、バキュームカーで汲み取られます。
2、仕組みは、
床下のタンクに350リットルの便槽が設けられていて、60リットルの洗浄水が入っています。
足元のペダルを踏むと約200CCの洗浄水が流れ、大小便を流す仕組みです。
汲み取りの目安は、洗浄水を3回交換、180リットル使えば、業者を手配し汲み取ってもらいます。
3 問題点は
避難所のトイレが使えない場合、仮設トイレが導入されますが、道路が寸断すれば、仮設トイレの搬入はできない場合があります。
導入されても、汲み取りに業者が来てくれる保証はありません。
家庭では、災害に備えて、普段は使わないトイレを用意しておくのは無理かもしれません。しかし、2箇所、家のトイレがある家庭は多くあります。普段は便利な水洗トイレを使用し、朝などの混雑時、使用する予備のトイレとして、水洗でないトイレを用意しておくのはどうでしょうか。
その水洗でないトイレとは、災害時でない場合、おしっこだけ下水を利用し処理ます。そして、うんちを処理槽に入れて微生物の働きで分解するコンポストトイレ、つまりバイオトイレです。
普段使用する場合、ウォシュレットの便座も使えますし、使用する処理槽の大きさによりますが、100回以上連続使用できます。
マンションでは建物自体無事であっても、ライフライン、水道、下水何れかでも、使えなくなるとトイレは使用できません。短期間であれば、非常用トイレで乗り切れますが、長期になると難しいのではないでしょうか。また、マンションのトイレは1っか所が普通です。お年寄りなど、トイレの使用時間が長い場合、もう一か所あればという場合があります。ベランダに可燃性のものは置けませんが、不燃性のものでトイレスペースを確保されてはいかがでしょうか。この場合、コンポストトイレにされても、おしっこは下水を利用することはできませんので、専用タンクを使うことになります。
農作業など、屋外で仕事をされる機会が多い場合、庭に物置小屋がある場合、家の外用便所としてコンポストトイレを設置されてはいかがでしょうか。万一、建物が壊れても、屋外トイレであれば倒壊しないかもしれません。普段はトイレを使用しない場合、道具など入れる物置として使用できます。
自治会などでは、近くの公園や空き地を一次避難場所として決められています。もしそこに集まることが本当に起これば、大混乱になりますし、全員の安否が確認できるまで、とどまらなくてはなりません。この場合、非常用トイレの用意が必要になります。地域の防災拠点ですので、当然、災害用の道具が入った防災倉庫も設置されています。防災倉庫の防災器具を外に出せば、倉庫がトイレになるようにされてはいかがでしょうか。
使用するときはレバーで便器底の扉を開け小便の時は、扉を閉じたままお使いください。常時、扉を閉めておくことで、臭いがしません。
使用後、便が見えなくなる程度にハンドルを回します。攪拌することで基材と混ざって分解が進みます。また、混ぜることで使用した痕跡がなくなります。
横幅45、奥行き65、便座までの高さ46センチとコンパクトですので、置く場所を選びません。短期間であれば、設置工事なく、そのまま使用できます。
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