庭にトイレにもなる小屋を自作しませんか

庭にトイレにもなる小屋をDIYしませんか

庭仕事、畑仕事をされる方は屋外にもトイレがあればと思われたことはないでしょうか。また防災対策として、屋外にトイレ小屋の設置を考えておられる方に、設置、処理が簡単で、臭いもないトイレをご紹介します。
庭にトイレを設置刷る方法として、一番、費用を抑えられるのは、使用の都度、着替え屋トイレ用として売られているレジャー用テントと凝固剤を使った非常用トイレになりますが、今回、防災トイレとしても長期に渡って使えるトイレ小屋をご提案します。

設置が簡単、丈夫で長持ち、メンテナンス不要の小屋を低コストで建てる

庭に小屋を立てる場合、手っ取り早い方法はプレハブ物置です。組み立てるだけで、必要に応じた大きさの建屋が完成します。
有名なイナバ、ヨドコウのメーカーから断熱材入りのスチール物置も販売されています。
例えば、イナバ、130✕250センチもので36万円、ヨドコウ、180✕250が32万円とお手頃です。


搬入費用、設置費用は別途かかりますが、物置兼トイレと使用する場合、大きさ的には十分な広さです。
しかし、もう少しコストを抑えたいなら、ホームセンターや木材店で資材を買ってDIYすることになります。

庭に六角型のトイレ小屋を建てませんか、自作できます

庭にはスチール製物置でなく、お好みのデザインでトイレにもなる小屋を建てませんか。六角形の小屋なら合版で簡単に作れます。

小屋を六角形にすることのメリットは、

1 どの面も均一なつくりで風に強い。

2 モノコック的な作りで大きな柱が要らない。

3 プレハブ的な作りで組み立てが簡単。

4 六角形が好きな方にはおしゃれ。

5 安価な、少ない部材で作れる。

建物構造概要

建物は、土台、6面の壁、2分割の屋根から構成されます。

1 土台は、90ミリ角の大引き、45ミリ角のネダで6角形に組み、地面に接する箇所は防腐処理します。

2 6面の壁は、6本の支柱を土台に固定し、90センチ✕180センチの合板で囲み支柱にビスどめします。

3 屋根は、合板の面をガラス繊維とFRP樹脂でライニング処理し、ゲルコート仕上げ後、ウレタン塗装します。

組み立て手順

小屋に設置するコンポストトイレの種類によって、土台の作り方も変わります。床面に置くだけのコンポストトイレでは床面は、地面の高さになりますが、おがくずを振りかけるタイプのコンポストトイレでは、コンポストを収納するコンテナを設けるので高くなります。

六角形土台部分を杭で地面に固定する

コンポストが貯まったコンテナを取り出す入り口


 

支柱を六角形の過度に設置する

順次、仮固定していく


入り口面、窓面以外の壁面を取り付けていく

壁面と土台面をビスで固定する


2分割の屋根を側面に載せる

両端をビス固定し屋根とか壁側面を固定する


仕上げはお好みでアレンジできます

1 脚立とインパクトドライバーのみで組み立てできます。
2 土台を設置する際、ハウスが飛ばないよう杭で固定します。

3 土台の防腐処理もします。
4 床面は合板を2重に貼ったほうが丈夫です。
5 できれば床面に砂を入れた塗料で滑り止め塗装します。
6 外壁はガルマニューム板等を貼ったほうが丈夫で安心です。
7 排気装置を付ける場合、ソーラパネルとカーバッテリーと使いま す。余剰分を室内の照明にも使えます。


※写真はコンポスト(おがくず)投下式トイレの仕様です。投下式にしない場合、床面は地面と同じ程度に低くできます。

コンポストトイレ付き六角トイレハウスの製作を承ります

土台部分の大きさは、一辺が90センチになります。

一辺が100センチの六角ハウスも製作できます。


屋根部分にも断熱材を使用します。仕上げはFRPでライニング、ゲルコート塗装後、ウレタン塗装仕上げ。

外壁は断熱材を入れてから焼き杉板仕上げになります。屋根部分に換気用の明かり窓を付けていますので寒さ、暑さを緩和できます。

六角型トイレハウス+こまらんeトイレ30型を設置していただきました

DIY便器で作るか、少人数用のコンポストトイレを導入するかです

庭にコンポストトイレを設置する場合、庭が広く、使用済のコンポスト基材が十分処理できればいいのですが、コンポスト投下式のトイレよりも普通のコンポストトイレの方がいいかもしれません。

おがくず投下式のトイレをつくる場合に便利な大小分離のdiy便器

diy便器の設置例



DIY便器の内容は、便器と普通便座、便器を固定し便器からの尿を受ける便器ホルダーの3点です。合同会社コンポス技研では、DIY便器として販売しております。

少人数用コンポストトイレは1人から6人用までの機種があります

こまらん℮トイレ20S型のサイズは

横幅39センチ、奥行き55センチ、便座までの高さは43センチです。コンパクトタイプです。撹拌槽に12リットル程度のコンポスト基材を入れます。1,2人用のコンポストトイレです。

撹拌槽の大きさは20L型と同じですが、本体ケースが一回り小さく作られています。

 

標準価格は13万2千円(税、送料込み)、オプションで排気装置(3万3千円)を付けることができます。

別途コンポスト基材セット(約10回分の基材と微生物基材)は7千円でご用意しています。

こまらん℮トイレ20L型のサイズは

横幅41センチ、奥行き57センチ、便座までの高さは45センチです。2リットルのボトル型のタンクです。

内側ケースと撹拌槽の間に撹拌槽を保温するマットを入れることができます。撹拌ハンドルは直径25センチを使用しています。

 

標準価格は16万5千円(税、送料込み)、別途コンポスト基材セット(約10回分の基材と微生物基材)は7千円でご用意しています。暖房便座を設置される場合、16万5千円です。

 

こまらん℮トイレ20L型8リットルタンク仕様のサイズは

横幅41センチ、奥行き57センチ、便座までの高さは45センチです。

内側ケースと撹拌槽の間に撹拌槽を保温するマットを入れることができます。撹拌ハンドルは直径25センチを使用しています。

 

標準価格は16万5千円(税、送料込み)、別途コンポスト基材セット(約10回分の基材と微生物基材)は7千円でご用意しています。

暖房便座を設置される場合、17万5百円です。

こまらん℮トイレ30型のサイズは

横幅45、奥行き65、便座までの高さ46センチとコパクトサイズですので、ポータブルとしても使用できます。

撹拌槽にコンポスト基材を15リットル程度入れます。3,4人用のコンポストトイレです。毎日のメンテナンスは要りません。別荘や、介護用トイレとしてもお使いください。


標準価格;187,000円(お使いになる便座、環境、設置方法等により仕様が違いますので、見積もりさせていただきます。)

 

こまらん℮トイレ40型のサイズは

 

横幅;45センチ、奥行き;65センチ、便座までの高さ46センチです。撹拌槽にコンポスト基材を20リットル程度入れます。4,5人用のコンポストトイレです。
こまらんeトイレ40型は、くみ取り式の便所の床を張り替え、排気管、尿配管を出すだけで、すぐに使えます。

 

標準価格;176,000円(お使いになる便座、環境、設置方法等により仕様が違いますので、見積もりさせていただきます。)

こまらん℮トイレ50W型のサイズは

 

横幅;45センチ、奥行き;65センチ、便座までの高さ46センチです。撹拌槽にコンポスト基材を24リットル程度入れ、通常は丸ハンドルで前部分の撹拌器を回します。基材が片寄ってくれば後部の撹拌器を回し、コンポストを均一にします。

標準価格;198,000円(お使いになる便座、環境、設置方法等により仕様が違いますので、見積もりさせていただきます。)

コンポストトイレで生まれるコンポストの処理方法

コンポストトイレから生まれるコンポストについて

コンポスト化の主役は好気性微生物です。そしてコンポスト化をうまく進めるためには、好気性微生物の活性を促す適正な環境条件を整えることが必要です。その条件は、①栄養源、②水分、③空気、④微生物、⑤温度、⑥堆肥化期間です。
1、栄養源大便は分解しやすい有機物です。これが堆肥化の微生物の栄養源となります。
2、水分便の水分割合は約 80 %で、堆肥化の開始時は、通気性を良くする必要があります。
3、空気堆肥中の微生物に空気を送ることが重要です。いわゆる撹拌作業です。
4、微生物便1g中には、1,000 万~1億個の多種類の微生物が生きています。本来、食物などが発酵したり腐敗したりするには 100 万個の微生物がいれば十分なので微生物を外から添加する必要はありません。好気性微生物が活動しやすい条件を整えることが重要です。
5、温度微生物の活性には温度が重要です。夏場はよく分解しますが、気温が低下する冬場は分解は進みにくくなります。
6、堆肥化期間堆肥として使用する場合、すぐに施肥するのは植物にはよくありません。堆肥化期間を概ね3ヶ月程度、木質物との混合物の場合、6ヶ月以上と言われています。

普通の処理方法

おがくずをコンポスト基材にした場合、おがくずは木質であることから6ヶ月はダンボール箱等で保存し、堆肥化を進めてからの施肥になります。ピートモスや腐葉土の場合、3ヶ月以上、保管してからの施肥になります。

ちょっと工夫した処理方法


ダンボール以外ではコンポスターや大きめのプランターに枯れ草、生ゴミ等と一緒に堆肥化を進めるのもいいかと思います。その場合、尿も水代わりに、コンポストに振りかけ微生物で処理すると一石二鳥です。

二次処理で安全な処理方法


畑があり、多くの堆肥を必要とされる場合、もみ殻を主にしたボカシ肥料を作ることになると思います。わら、落ち葉、米ぬかなどと一緒にトイレから出たコンポスト、尿も混ぜてボカシ肥料を作ると、発酵熱で尿や大便の雑菌は死滅し、安全に施肥できます。

まとめとして

畑に野小屋になるようなトイレ小屋の自作とコンポストトイレの導入をオススメしました。
コンポストトイレは電気、水がなくても使えるトイレです。そしてし尿も自分で簡単に処理できます。
今回、六角形の小屋は一番、簡単な一辺が90センチの大きさで製作しましたが、一辺を120、150、180センチとすることも可能です。自作される場合、製作のお手伝いもさせていただきますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

合同会社コンポス技研 ☎0740-36-1295

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