キャンプなど野外で使えるコンポストトイレとは?
キャンプなど野外活動、農作業、山仕事等でトイレで困ったことはないでしょうか。キャンプの場合、そこにトイレがない、トイレが汚い、トイレまで遠いなど。持ち運びに手頃な、使いやすいトイレについて考えてみたいと思います。
携帯トイレ、簡易トイレは軽便ですが、多くなると処理に困ります
災害では非常用トイレ、ドライブでの渋滞時では携帯トイレ、アウトドアなどでの使用簡易トイレと名称がかわります。種類は多く、片手で簡単に使用可能なものや便器に取り付けて使用するものもあります。原理は、おむつの素材を利用したもので、一回一回吸収マットにし尿を吸収させるものです。少数であればゴミに、焼却処理も可能ですが数量が多くなれば処理に困ります。
ポータブルトイレ、カセットトイレも処理で困ります
ポータブルトイレは予め、汚水タンクに少量の水とし尿を処理する薬剤を入れておきます。そしてタンクが一杯になれば、汚物をトイレに流します。汚水タンクの容量は小さいので、使用回数が増えれば、トイレに捨てる回数も多くなります。しかし、日本の場合、ポータブルトイレの汚物を自宅トイレ以外のトイレに捨てられませんので、一杯になれば使えなくなります。
カセットトイレもカセット内の汚物を処理する場所がなければ、ポータブルトイレと同じです。
コンポストトイレは電気、水道がなくても使え、処理が簡単なトイレです
持ち運びが容易で、メンテナンスが簡単なコンポストトイレの大きさは、横幅39、奥行き53、便座までの高さ43センチと小さなトイレです。撹拌槽にコンポスト基材を12リットル程度、撹拌器の横軸がかくれる程度、入れます。尿タンクはトイレ本体前部にセットします。大小分離の便器で、便は撹拌槽に、尿は2リットルのタンクに入ります。
壁用排気装置を付けることで処理能力が向上します
2リットルボトル仕様のコンポストトイレです。
サイズは横幅39センチ、奥行き53センチ、便座までの高さは43センチです。
蓋付きの尿分離式便器、撹拌槽を収納し便器を置く本体ケース、コンポストを撹拌する撹拌槽のパーツからなり水洗い等の清掃は簡単です。常時使用する場合は、壁用排気装置を付けることで、撹拌槽の中が換気されコンポストの分解能力が向上します。